第十二留

イエスは天に昇られる

 

司 祭: いのちの主よ!
会 衆: わたしたちの歩みを照らしてください。
司 祭: イエスは天に昇られる。
朗読者: 使徒たちの宣教。
聖 歌 C 主よ、あなたのみことばを聞き、その深い意味を悟らせてください。
朗読者:  さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりではなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」(使徒言行録1章6~11節)
先唱者: キリスト教の信仰は、明白で堅固な土台の上に立っています。絶対に放棄できない確信は、すべての人の復活で、それは永遠のいのちに続くものです。もしこの確信がなければ、イエスのメッセージも、その十字架上の犠牲そのものも、救いの価値を持たないでしょう。
司 祭: 教会の一員、またキリストにおいて救われた民であるわたしたちは、わたしたちの希望のすべてをキリストに委ねて、こう祈ります。「主よ、あなたの恵みが、わたしたちの救いとなりますように。」
会 衆: 主よ、あなたの恵みが、わたしたちの救いとなりますように。
司 祭: イエスよ、あなたは、あなたを信じる人々に、「あなたたちのために、場所を準備しに行く」と言われました。わたしたちも、希望のうちに待ちながら、あなたに信頼して祈ります。
会 衆: 主よ、あなたの恵みが、わたしたちの救いとなりますように。
司 祭: イエスよ、あなたは、あなたを慕う者がいつの日か、天国であなたと一つに結ばれるようにと、御父に祈られました。その中に加えていただく希望をもって、信頼して祈ります。
会 衆: 主よ、あなたの恵みが、わたしたちの救いとなりますように。
司 祭: イエスよ、あなたの天使たちは、あなたがいつか、救いの歴史を完成するために、帰って来られると断言しました。その日がわたしたちにとっても、喜びに満ち溢れる完成の日となるように、信頼をこめて祈ります。
会 衆: 主よ、あなたの恵みが、わたしたちの救いとなりますように。
司 祭: 祈りましょう。わたしたちの主イエス・キリストよ、あなたは、御父の栄光にお昇りになっても、わたしたちのうちに留まってくださると約束されました。わたしたちが日々、あなたの現存の甘美な現実を思い起こし、あなたの再臨を待ち望みながら働くことができるようにしてください。あなたは世々に生き、支配しておられます。
会 衆: アーメン。
聖 歌 ⑬ アレルヤ アレルヤ 空高く、主は雲に包まれて昇られた。そして天使は言った。「ガリラヤの人たちよ、父のもとに昇られたイエスは、またいつの日か、
       戻って来られる。」
A アレルヤ アレルヤ キリストは復活された アレルヤ アレルヤ。